FILMINATION

フィルミネーションをつかって良かったところ。

2024年現在、自社作品の海外配信は「フィルミネーション経由」が2作品と、1作品は「自力でアカウント登録」して配信しています。どちらも、単に海外配信を実現するだけなら同じです。ただ、後者は、英語での登録案内を、翻訳ソフトの力を借りながら読解して行う必要がありました。配信後も、時折送られてくる英文メール（よくわからない海外の税金に関してなど）に対応する必要も。それらの面倒な作業をフィルミネーションさんにお任せできることとに加え、WEB上でのライセンス契約は非常に明確で、管理画面内に記録が残るため、個別の案件の進捗も、後からさかのぼって確認することができるのも利点です。

また、飛行機の機内配信で、日本のインディーズ映画が配信されているのを発見したときは興奮しました。それもフィルミネーション配信の映画でした。

フィルミネーションに今後期待すること。

インディーズ映画が大手の配給会社によって全国展開することは稀です。小さな配給会社と二人三脚、あるいは自社配給で頑張るしかありません。海外戦略も同じで、ひたすら情報を集め自力で進めるのが一般的です。特に世界進出は、相応の労力と金銭的負担を覚悟することになります。その点で、フィルミネーションが、インディーズ作家にとって、まずは「気軽に入れる海外進出への入り口」のような存在になって頂けるなら嬉しく思います。