『第19回 田辺・弁慶映画祭』フィルミネーション賞は
西山将貴監督『インビジブルハーフ』に決定

25.11.11
馬渕ありさ監督『噛む家族』に決定

写真:田辺・弁慶映画祭実行委員会提供

日本初、唯一のサービス(※1)である日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開するフィルミネーション株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:金丸洋明、以下フィルミネーション)は『第19回 田辺・弁慶映画祭』のオフィシャルスポンサーとして映画界の新しい才能を支援しています。このたび、コンペティション参加作品の中から、海外展開において最も高いポテンシャルを持つ作品を選出する『フィルミネーション賞』の受賞作品が西山将貴監督の『インビジブルハーフ』に決定しましたのでお知らせいたします。

馬渕ありさ監督『噛む家族』

写真:田辺・弁慶映画祭実行委員会提供

選評:フィルミネーション株式会社 海外コンテンツ事業部 山田百合菜

「海外では、ジャンル映画の人気が根強く、中でも「日本映画といえば、ジャパニーズホラー」と呼ばれる程、今も世界中で根強く愛されています。その中でも、『インビジブルハーフ』は、単なるホラーの枠を超えた青春ホラーとして、非常に魅力的に描かれていました。見えない敵──噂や偏見、見える敵──いじめの相手、そして自分自身──と向き合いながら、他者を信じて成長していく少女の姿は、国や文化を越えて共感を呼ぶ物語であり、多くの海外の方を魅了する新しいジャパニーズホラーとして選ばせて頂きました。」

山田百合菜

山田百合菜

フィルミネーション賞は、副賞として海外進出支援サービス10万円分の補助金が授与されるほか、受賞作品の海外VODへのオンラインマーケット上での販売が行われます。

現在、全世界での映画配給本数における日本映画のシェアはEUで約0.9%・アジアで約1.7% (※1) と⾮常に低い状況にあります。この現状を打開すべく、2027年までに約22兆円にまで成長すると見込まれる(※2)海外VOD市場での展開を通して⽇本映画を世界に発信していきたいと考えております。

フィルミネーションは、今後も日本の若い才能の発掘と海外進出の支援によって、日本の映画産業発展に貢献してまいります。

フィルミネーション賞受賞作品

作品名:インビジブルハーフ
監督:西山将貴監督
あらすじ:日本の田舎町を舞台に、ハーフの女子高生エレナは外見や名前が他の日本人とは違うことから、「自分は日本人ではない」という葛藤を抱えていた。周りからの視線に怯えて暮らすうちに、彼女は不気味な怪物の視線を感じ取るようになる。怪物はスマホを持っている時だけしか見えず、怪物が出す音はイヤホンからしか聞こえない。怪物に命を狙われ始めたことで、エレナの人生は一変していく。
URL: https://tbff.jp/movie/68564/

(※1)出典:外務省大臣官房文化交流・海外広報課:映画産業の海外展開に関する検討会議

(※2)出典:Fortune Business Insights, Video On Demand Market Size, Regional Analysis & Growth [2027]

田辺・弁慶映画祭 概要

田辺・弁慶映画祭

開催地: 和歌山県田辺市
会期: 2025年11月7日~11月9日
主催: 田辺・弁慶映画祭実行委員会
共催: 田辺市
公式HP: https://tbff.jp/

フィルミネーション株式会社について

フィルミネーション株式会社

フィルミネーションは、テクノロジーカンパニーです。「日本映画にひかりをあてる」ことをコンセプトに、日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開しています。日本初、唯一のサービスとして2020年よりスタートし、2024年9月末時点でバイヤー登録する海外バイヤーアカウントは 200を数え、また登録ライセンサーは350を突破し、販売作品数が700作品を越えました。これにより、『フィルミネーション』上で購入された日本映画の海外における総視聴者数はのべ1600万人にのぼります。2022年7月には日本のインディーズ映画を世界に向けて販売するビジネスモデルが評価され、クールジャパン・マッチングアワード2022において準グランプリを受賞いたしました。

会社名: フィルミネーション株式会社
代表者: 金丸洋明
所在地: 神奈川県横浜市
設立: 2019年1月
お問い合わせ:こちらまでお問い合わせください。
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