フィルミネーション、Amazonプライム・ビデオに提供の短編映画
『ゴミ屑と花』(大黒友也監督)が、過去最高の視聴数となる16万UU/月越えを達成

25.07.13

日本初、唯一のサービス(※1)である日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開するフィルミネーション株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:金丸洋明、以下フィルミネーション)は、Amazon プライム・ビデオに提供した短編映画『ゴミ屑と花』(大黒友也監督)が、弊社の1ヶ月間での実績では過去最高の視聴数16万UU越えを達成したことをご報告いたします。

同作品は、第17回田辺・弁慶映画祭にて映画.com賞を受賞した作品でもあります。

(※1)2020年7月自社調べ。日本国内における「日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットサービス」として調査

2025年6月1日の30日までの配信で、ユニーク視聴者数が16万人を超え、総配信時間も4万時間を越えました。
これは弊社提供の短編映画としては、過去最高の実績となります。
理由としては、作品の素晴らしさと同時に、引き続き、Xや、TikTok等でもストーリーのある短編の動画が人気を呼んでいるように、隙間時間で視聴できる作品を好まれるユーザー、求めるユーザーが増えていることが考えられます。
弊社では、さらに日本の短編映画作品を日本および世界に提供し日本の映画産業発展に貢献してまいります。

掛尾 良夫様(田辺・弁慶映画祭プログラミング・ディレクター)のコメント

「ゴミ屑と花」は2023年田辺・弁慶映画祭(第17回)に出品され、映画.com賞を受賞し、翌年、テアトル新宿で開催された弁慶セレクション上映では連日満席の盛況だった。大黒友也監督は1987年生まれ、日本映画学校映像学科(現・日本映画大学)を卒業、中田秀夫、黒沢清、三池崇史はじめとする錚々たる監督たちの助監督を務めながら、30分の本作を監督した。

ある事情から自衛隊航空パイロットを辞め、ゴミ収集の仕事に就いた尾崎浩一は、研修期間のある夜、指導員の橋本花とともにゴミを収集してまわる。感謝する人、無視する人、さまざまな人々の視線を受けながら夜明けを迎える。金属の塊であるゴミ収集車が焼却施設を進む場面は近未来SFを彷彿させる美しさがある。ゴミを集める2人への大黒監督の優しい眼差し、無駄の無い画面、研ぎ澄まされた映像が30分に凝縮され、行間に詰められた余韻がいつまでも消えない。シンプルで優しく力強い本作は、見る人に生きる勇気と他者に対する優しさを与えてくれる。弁慶映画祭の主催者のひとりとして、大黒友也という新しい才能を輩出したことを心から誇りに思う。

大黒友也監督のコメント

初めて手がけた中編映画が各映画祭でノミネートされ、劇場公開を果たし、今回さらに配信で多くの方に届けられていることを、大変嬉しく思います。

この作品は、多くの方々の支えと協力によって完成しました。ごみ収集員という仕事に光を当てた本作を通して、私自身も多くの新しい出会いに恵まれました。人との縁や繋がりに喜びを感じると同時に、表現により深く向き合うきっかけにもなりました。

映画とは、人と人を結びつける「出会い」そのものだと思っています。

フィルミネーションの配信を通じて、文化や国境を越えて作品が届くことに心から感謝するとともに、これからも映画に真摯に向き合い、創作を続けていきたいと思っています。この作品がさらに多くの方に届き、新たな出会いが生まれることを楽しみにしています。

大黒友也監督

短編映画 『ゴミ屑と花』とは

精神的な理由により自衛隊航空パイロットを辞め、家族を養うためゴミ収集の仕事を始めた尾崎浩一(33)。研修期間の指導員・橋本花(20)と共に深夜のゴミ収集を始める。 200件ものゴミを回収していく中で重たいゴミ、汚物、悪臭にまみれたゴミに圧倒される。 浩一たちを鬱陶しがるサラリーマン、感謝の声掛けをする店員、気にも留めず通り過ぎる人_。様々な人の眼差しを受けながら、周囲を汚さず通行者に配慮しながらひたむきに働く花に浩一は生き方にある種の『美しさ』を感じる。 影の功労者_アンサングヒーローの物語。

作品概要

作品名: 『ゴミ屑と花』
監督: 大黒友也
上映時間: 29分
Amazon Prime: https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0F3D13FGK/
公式サイト: https://gomikuzutohana.studio.site/

フィルミネーション株式会社について

フィルミネーション株式会社

フィルミネーションは、テクノロジーカンパニーです。「日本映画にひかりをあてる」ことをコンセプトに、日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開しています。日本初、唯一のサービスとして2020年よりスタートし、2025年1月末時点でバイヤー登録する海外バイヤーアカウントは 200を数え、また登録ライセンサーは350を突破し、販売作品数が900作品を越えました。これにより、『フィルミネーション』上で購入された日本映画の海外における総視聴者数はのべ1600万人にのぼります。2022年7月には日本のインディーズ映画を世界に向けて販売するビジネスモデルが評価され、クールジャパン・マッチングアワード2022において準グランプリを受賞いたしました。

会社名: フィルミネーション株式会社
代表者: 金丸洋明
所在地: 神奈川県横浜市
設立: 2009年1月
お問い合わせ:こちらまでお問い合わせください。
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