『第18回 田辺・弁慶映画祭』フィルミネーション賞は
馬渕ありさ監督『噛む家族』に決定
日本初、唯一のサービス(※1)である日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開するフィルミネーション株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:金丸洋明、以下フィルミネーション)は『第18回 田辺・弁慶映画祭』のオフィシャルスポンサーとして映画界の新しい才能を支援しています。このたび、コンペティション参加作品の中から、海外展開において最も高いポテンシャルを持つ作品を選出する『フィルミネーション賞』の受賞作品が馬渕ありさ監督の『噛む家族』に決定しましたのでお知らせいたします。
選評:フィルミネーション株式会社 海外コンテンツ事業部 山田百合菜
「家族がテーマの作品と、ゾンビがテーマの映画は、それぞれグローバルで最も受け入れられやすいテーマでもあります。 「噛む家族」の凄いところは、この2つの要素が掛け算のように掛け合わされた作品で、世界で戦える映画として選出しました。 またゾンビ映画としては、馬渕監督の作家性の光る、独特なゾンビが表現されていて、 海外の劇場でたくさん笑いが起きるようなイメージできましたし、 さらに家族映画としても、個のあり方や、分断していくマイノリティについては、世界での共通テーマであります。 これを企画した、馬渕監督の今後の企画力や将来の可能性も考慮し、選出いたしました。」
フィルミネーション賞は、副賞として海外進出支援サービス10万円分の補助金が授与されるほか、受賞作品の海外VODへのオンラインマーケット上での販売が行われます。
現在、全世界での映画配給本数における日本映画のシェアはEUで約0.9%・アジアで約1.7% (※1) と⾮常に低い状況にあります。この現状を打開すべく、2027年までに約22兆円にまで成長すると見込まれる(※2)海外VOD市場での展開を通して⽇本映画を世界に発信していきたいと考えております。
フィルミネーションは、今後も日本の若い才能の発掘と海外進出の支援によって、日本の映画産業発展に貢献してまいります。
ご利用中のライセンサー様が、これを把握されることで、作品の販売率をアップさせるアクションを起こせますので、売り上げの増加につながります。
フィルミネーション賞受賞作品
作品名:噛む家族
監督:馬渕ありさ監督
あらすじ:人を見ると理性を失い、噛みつき感染させてしまうゾンビの家族。
今まで人目につかないよう、家の中から一切出ることなく静かに暮らしていたが、外を知らない娘のために父親は、人間と共存していきたい、せめて自分たちを受け入れてほしいと考えていた。
ある日、家の前で起こった事故の被害者に、娘が噛みついてしまったことをきっかけに、このままゾンビ感染者を増やしていこうと試みる父親。
SNS上ではゾンビは物珍しく、多様性の時代だと一時は持て囃されるが、ゾンビ一家の炎上をきっかけに世論が変わっていく。
URL: https://tbff.jp/movie/kamukazoku/
田辺・弁慶映画祭 概要
フィルミネーション株式会社について
フィルミネーションは、テクノロジーカンパニーです。「日本映画にひかりをあてる」ことをコンセプトに、日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開しています。日本初、唯一のサービスとして2020年よりスタートし、2024年9月末時点でバイヤー登録する海外バイヤーアカウントは 200を数え、また登録ライセンサーは350を突破し、販売作品数が700作品を越えました。これにより、『フィルミネーション』上で購入された日本映画の海外における総視聴者数はのべ1600万人にのぼります。2022年7月には日本のインディーズ映画を世界に向けて販売するビジネスモデルが評価され、クールジャパン・マッチングアワード2022において準グランプリを受賞いたしました。