フィルミネーション、Amazonプライム・ビデオに提供の短編映画
『秋の午後』が、過去最高の視聴数10万UU超えを達成

24.07.02
秋の午後

©神保町映画祭 / 高橋秀綱.

日本初、唯一のサービス(※1)である日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開するフィルミネーション株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:金丸洋明、以下フィルミネーション)は、Amazon プライム・ビデオに提供した短編映画『秋の午後』(高橋秀綱監督)が、弊社実績で過去最高の視聴数を達成したことをご報告いたします。

(※1)2020年7月自社調べ。日本国内における「日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットサービス」として調査

2024年5月15日の配信から配信を開始し、6月末までに、ユニーク視聴者数が10万人を超え、総配信時間も1万時間を越えました。

これは短編映画では、過去最高の実績となります。

理由としては、昨今X(旧Twitter)や、TikTok等でもストーリーのある短編の動画が人気を呼んでいるように、隙間時間で視聴できる作品を好まれるユーザー、求めるユーザーが増えていることが考えられます。

弊社では、さらに日本の短編映画作品を日本および世界に提供し日本の映画産業発展に貢献してまいります。

短編映画 『秋の午後』とは。

小津安二郎監督に敬意を表し、遺作である「秋刀魚の味」の英題 "An Autumn Afternoon" を日本語に直訳し、タイトルとした、恋愛要素を含む短編映画である。

小津映画をオマージュした作品といえば、小津監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督が、渋谷区の公共トイレを舞台に描いた「PERFECT DAYS」が記憶に新しいが、本作「秋の午後」は、神保町の古書店を舞台として描いた作品である。

本作は、別作品で神保町映画祭のグランプリを受賞した高橋監督が、2016年に映画祭から神保町のプロモーションとして新たな短編制作の依頼を受け制作したものである。

主演の一人を、小津映画に欠かせない名優・笠智衆の孫である笠兼三が演じており、これは元々、小津映画のファンであった監督が、笠兼三とも20年来の友人であったことからアイデアを思いつき、脚本を当て書きしているためで、小津映画好きにはたまらない遊び心のある作品となっている。

また、小津監督の「秋刀魚の味」は、劇中で秋刀魚が一切登場しないためタイトルの意味については様々な説もあるが、本作はあえて秋刀魚を登場させることによって、小津監督の「秋刀魚の味」をキーワードとしたストーリーを展開させ、小津映画の持つ深みに触れ、人情を味わう一役を担わせている。

神保町の古書店に流れる独特な空気感と、どこか昭和風情の漂う人情味ある日常風景も見どころの一つとなった作品である。

作品概要

作品名:『秋の午後』

監督:高橋秀綱

上映時間:11分

あらすじ:せめて料理でも出来る様になって男心を掴みたい、恋に不器用な35歳独身の橙子。ふと思い出した祖父の言葉で秋刀魚を買ってみるが、料理の仕方が全くわからず、近所に唯一の本屋に立ち寄ってみる。だが、そこは日本文学専門の古書店。当然料理本などあるはずもなく、店主の吾朗に半ば強引に探してもらうのだが…

Amazon Prime: https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CZB7BRMM/ref=atv_dp_share_cu_r

公式サイト: https://www.jmf.tokyo/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E5%8D%88%E5%BE%8C/

フィルミネーション株式会社について

フィルミネーション株式会社

フィルミネーションは、テクノロジーカンパニーです。「日本映画にひかりをあてる」ことをコンセプトに、日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開しています。日本初、唯一のサービスとして2020年よりスタートし、2023年6月末時点でバイヤー登録する海外バイヤーアカウントは 150を数え、また登録ライセンサーは300を突破し、販売作品数が450作品を越えました。これにより、『フィルミネーション』上で購入された日本映画の海外における総視聴者数はのべ1600万人にのぼります。2022年7月には日本のインディーズ映画を世界に向けて販売するビジネスモデルが評価され、クールジャパン・マッチングアワード2022において準グランプリを受賞いたしました。

会社名: フィルミネーション株式会社
代表者: 金丸洋明
所在地: 神奈川県横浜市
設立: 2019年1月
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