『第17回 田辺・弁慶映画祭』フィルミネーション賞は緑茶 麻悠、佐伯 龍蔵監督『ロマンチック金銭感覚』に決定
日本初、唯一のサービス(※1)である日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開するフィルミネーション株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:金丸洋明、以下フィルミネーション)は『第17回 田辺・弁慶映画祭』のオフィシャルスポンサーとして映画界の新しい才能を支援しています。このたび、コンペティション参加作品の中から、海外展開において最も高いポテンシャルを持つ作品を選出する『フィルミネーション賞』の受賞作品が緑茶 麻悠、佐伯 龍蔵監督の『ロマンチック金銭感覚』に決定しましたのでお知らせいたします。
選評:フィルミネーション株式会社 取締役 浦野大輔
「AIが台頭してきた今、映画の持つ力があらためて試される時がきております。そして、世界的にも見たこともない驚きの映画が求められています。
『ロマンチック金銭感覚』は言葉に表現できない感性がつまった作品であり、人の心を突き動かすファンタスティックな ”何か” があります。
その”何か” を巧みに演出した二人の監督を、きっと世界が称賛するでしょう。
また、「お金の不安」をテーマにし、これから人類がいくつく豊かな社会の1つのテーゼを示唆しています。
その部分についてもグローバルで共感される映画であり、選出いたしました。」
フィルミネーション賞は、副賞として海外進出支援サービス10万円分の補助金が授与されるほか、受賞作品の海外VODへのオンラインマーケット上での販売が行われます。
現在、全世界での映画配給本数における日本映画のシェアはEUで約0.9%・アジアで約1.7% (※1) と⾮常に低い状況にあります。この現状を打開すべく、2027年までに約22兆円にまで成長すると見込まれる(※2)海外VOD市場での展開を通して⽇本映画を世界に発信していきたいと考えております。
フィルミネーションは、今後も日本の若い才能の発掘と海外進出の支援によって、日本の映画産業発展に貢献してまいります。
フィルミネーション賞受賞作品
作品名:ロマンチック金銭感覚
監督:緑茶 麻悠、佐伯 龍蔵
あらすじ:映画監督である龍蔵と麻悠は、働けど働けど常にお金がない貧乏監督コンビだ。その理由は売れない自主映画を定期的に作り続けているからである。生活費も底を付いたある日、二人は映画作りには避けて通れない「お金」について考え始める。ある夜、突然に旅人が来訪し、二人に問いかける。「お金って何ですか?」と。二人はそれに答えることが出来なかった。 それから家では奇妙な出来事が起こり始める。突然黄金虫に変身してしまう龍蔵、置いた覚えのない種籾や蜂の巣、得体の知れない何か、鉱石ラジオから傍受した異次元ラジオ、定食屋さんで見るCM… その過程で二人は「地域通貨」という存在に出会い、その実践者に話を伺う。話を聞くうちに、普段何気なく使っている法定通貨の外側に、とてもロマンチックな経済圏があることを認識する。どこまでが二人の妄想で、どこからが現実なのか?果たして二人は映画を完成させることが出来るのか?
URL: https://tbff.jp/movie/romantickinsenkankaku/
田辺・弁慶映画祭 概要
フィルミネーション株式会社について
フィルミネーションは、テクノロジーカンパニーです。「日本映画にひかりをあてる」ことをコンセプトに、日本映画・映像専門の海外向けオンラインマーケットを展開しています。日本初、唯一のサービスとして2020年よりスタートし、2023年6月末時点でバイヤー登録する海外バイヤーアカウントは 150を数え、また登録ライセンサーは300を突破し、販売作品数が400作品を越えました。これにより、『フィルミネーション』上で購入された日本映画の海外における総視聴者数はのべ1600万人にのぼります。2022年7月には日本のインディーズ映画を世界に向けて販売するビジネスモデルが評価され、クールジャパン・マッチングアワード2022において準グランプリを受賞いたしました。